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燧ケ岳(テント泊・見晴新道)

  • 執筆者の写真: YuKin
    YuKin
  • 2017年6月3日
  • 読了時間: 5分

去年相方の靴が破損したため、途中で撤退となった、尾瀬の百名山燧ケ岳にリベンジします。

6月上旬のこの時期は有名な水芭蕉が見頃です。


4:40が最初のバスです。片道980円。

帰りの切符は鳩町峠で購入する形なので、現金を持っていきましょう

乗り合いバスが何台も駐車していて時間に関係なくピストンしているような感じでした。


鳩待峠到着!

水洗トイレ、売店等ありです。

ここからみんな約1時間かけて山の鼻まで向かいます。


山の鼻に向かう途中は所々木道の上にが残っていて歩きにくいので、混雑していました。

残念ながら天気には恵まれなくて二日間とも曇り、時には雨がぽつぽつ降りました。


早速水芭蕉がたくさん咲いています!初めて間近で見ましたが、気品のある一枚の大きな白い花でした。

私は尾瀬保護財団のサイト(リンク)から尾瀬の情報を集めてたので、バッチリ見ごろ行くことができました。


大量の水芭蕉。ここ芭蕉ゾーンでは写真撮影する人が続出でした。そしてさらに渋滞(笑)


山の鼻に到着。小屋はすべて営業開始しています。


まだ3.3kmしか進んでいません。

テントばのある燧小屋まであと6kmあります。広っ!!


濡れた木道はかなり滑りやすいので十分注意して進んでください。


鳥発見。名前調査中。

6/18どうやらホオアカのようです。スズメの仲間で、赤茶色のほっぺと胸の線が特徴。


6月上旬の現在、まだ草も小さいので去年の枯れた草によって腐らずに残り、茶色い草原になっています。

あと一か月もしないうちに草でボーボーになるとおもいますが。


木道の隙間にも花。リュウキンカ


燧小屋付近まで到着しました。

他にも小屋はたくさんありますが、今回は外来風呂がある燧小屋でテント泊します。


受付後、モンベルテントを張り荷物をデポ。

早速アタックザックで燧ケ岳を目指します。


10:50 見晴新道に到着。

ようやくスタートです。

この見晴新道は事前情報が少なく、雪の状況が分からないため、念には念をということで12本アイゼンを持っていきます。

ピッケル・ヘルメットは持っていきませんでした。

また長英新道からのコースはマナイタグラ~山頂シバヤスグラまでの斜面の雪が深く危険との情報がありましたので、まだ十分な雪山装備が必要です。

事前に念入りに状況を調べましょう。


登山道は雪解け水でちょっとしたになっていました。またピンクテープが少なく、一時道迷いになりましたので十分ご注意ください。

GPS等を念のため持たれたほうが良いと思います。


30分程度川が流れる道を歩き、笹をよけながら進むと、ようやく階段が現れてごく一部だけでしたが登山道ぽくなります(笑)


笹ゾーンを越えると、雪渓ゾーンに突入しました。

この雪渓ゾーンが見晴新道の7割程度占めています。


湿地の方は若干の晴れ。こちらは小雨が降ったりやんだり。


傾斜がきつくなってきたので12本アイゼンを装着し進みます。

途中、間違ったトレースに惑わされましたが、下山していた夫婦の方に親切に教えて頂いたので助かりました。

直後、夫婦の女性の方が足を滑らせ、尻もちついて10m程度雪渓を滑ってしまいました。

幸いケガはありませんでしたが、かなりヒヤッとしました

女性の軽アイゼン&やわらかい雪のコンボが決まってしまったのかもしれません。

まだ12本アイゼンはあったほうが良いと思いました。


雪渓ゾーンが終わると、最後はガレ場ゾーンです。

ここまで来たら山頂までざっくり400m程度です。


14:30山頂到着。3時間40分かかりました。

んんん3回目にしてようやくリベンジ達成!!

視界ゼロですけど!!うれしい(笑)


マナイタグラ方面はあまり見えませんでしたが雪の斜面がきつい感じでした。

ガレ場ゾーンですれ違った方々は口々に危ないと言ってました。


山頂での軽食タイム中に吹雪になって来ました。

6月なのに雪が降るとは、、

え?6月だよね?みたいな疑問符を頭の上に出しながらそそくさと下山準備しました(笑)


16:30 燧小屋まで戻ってきました。


戻ってきたらテント場は土曜のせいかテントがかなり張られていました。

このあと燧小屋の風呂に向かいましたが、男風呂は満員で順番待ちでした。女風呂は待ちナシでした。

風呂の写真は撮れませんでしたが、シャワー二つ、浴槽1つです。

浴槽は体操座りでやっと3人が入れる大きさで満員電車並みに窮屈です。

でもこんなところで風呂に入れるだけで贅沢な感じでした!


晩御飯の流水面。ぶっかけうどん。


私考案の温玉入りマーボーうどん

マーボーは辛くないと!と思って辛口を用意していたので、最後飲み干すのに苦労しました。

おかげで温まったけど、二度と作りません(笑)


翌日。

午前中はの予報なので晴れるまで寝てようかということで大爆睡。

10:00までぐっすり寝ていました。テント場はすでにガラガラです(笑)


11:20に東電小屋へ向けて出発しました。

小屋の近くに時間入り地図看板がありました。

東電小屋まで50分程度のようです。


東電小屋へ向かう途中も水芭蕉がたくさん咲いていました。

三条の滝方面へつながっている道も通りますが、現在積雪のため通行止めとのことでしたので、また日程改めていきたいと思います。

残念。


すんばらしー。


超キレイ。

何かに似ていると思って思い出した。白雪姫が着ているドレスの襟だ。


こちらはザゼンソウというようです。

見た目は水芭蕉に似ていますが、色と形は禍々しいです(笑)

臭気があるようなので興味のある方は嗅いでみてください!



東電小屋到着。

売店、宿泊可能、食事可能です。

10~15人程度休憩していました。


こちらが東電小屋のメニュー。


こんな体験装備も置いてありました(笑)。

これを背負って物資を補給する山小屋の人は大変だ、、


山の鼻への帰り際、イモリを発見しました!

調べてみたらイモリは両生類(なのでカエルの仲間)、ヤモリは爬虫類(トカゲの仲間)のようです。

なんかわかっているようでわかっていませんでしたのでこの機会に勉強。


鳩待峠に到着。

まだ至仏山はシーズン外(植生保護期間)なので立ち入り禁止でした。

鳩待峠側はロープで通行止め。

帰りのバスは出発時と同じくピストンでバンバン出発しているので時間は特に気にしなくても大丈夫でした。

今回天気に恵まれず燧ケ岳の眺望はありませんでしたが、水芭蕉がたくさん咲き誇っていて十分楽しめました

また今シーズンか来シーズンの真夏に来たいと思います!

おしまい。

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