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大朝日岳

  • 執筆者の写真: YuKin
    YuKin
  • 2018年4月29日
  • 読了時間: 5分

2018.04.29 2018年のGW前半は東北遠征し、未登頂の百名山大朝日岳へ行って参りました。

コースは古寺鉱泉スタート、日帰りでのプランとしました。

標準タイム10時間越えの相当ハードなコースです。


地図によると古寺鉱泉から大朝日岳の単純標高差はざっくり1200m。

道中古寺山(約1500m)や小朝日岳(約1600m)を通り、小朝日岳は思いっきり登り返しがあるので登りの累積標高差は1400m程度あると思われます。


5:00 古寺鉱泉の駐車場に到着!

車は5~6台程ありました。


駐車場付近には水芭蕉が咲いておりました。

帰りに民家の田んぼでも水芭蕉を見かけました笑

この辺りは山深いなぁ 。


5:30 準備を終えて出発!

沢の音と空気が新鮮だ。


5分で古寺鉱泉に到着。

ここに登山届を入れるポストがありますが、用紙はありませんでした。


古寺鉱泉から10分くらいで尾根に出ました。


花が咲いております。

調べたところ、コブシっていう花らしい。

ほんのり甘い香りがしました。


しばらく歩くと残雪登場!

12本アイゼンをそれぞれが持ってきていて、相方のみワカンも持ってきておりました。

結果ですが、ワカンもアイゼンも最初から最後まで使用しなくて済みました


給水ポイントの一服清水に到着!

大きいクラックがあるのみで、水場は確認できませんでした。

雪が積もってるうちは水場は使えんのでしょうね、、

ここからが正念場で、古寺山への本格的な登りが始まります。


振り返ると明日登る予定の月山が見えました!

凛々しいお姿でいらっさいます。


古寺山への登りが激烈にハードでした。

体力的な面もあるけど、雪とにらめっこしながら只管登るだけなので心理的に辛い

かなり辛かったけど、標高差は250m程度です。


稜線に到着。

やり遂げた感MAXです。

月山もよく見えるようになり最高の景色です。


こちらののっぺりとした道の先が古寺山頂です。

くたびれた雪庇(せっぴ)の近くを歩くので注意しながら進みます。


さらに先には小朝日岳(写真左)、大朝日岳(写真右)が見えます。


所々出てきている夏道を通ると、一部でカタクリが咲いておりました!

よく大朝日岳に登っているというおじいさん曰く、この辺りの夏道には一面にカタクリが群生するとのことでした。

先週に登った筑波山では既に時期が終わっていたので見れてラッキーでした!


小朝日岳の登りに突入します。

うんざりするくらい長いぜ!


10:10 小朝日岳に到着!

登山口から既に4時間40分経ち、疲れてきました。

でも景色はサイコー!


大朝日岳山頂と、その右下に小屋が見えます。

まだまだ遠い!

しかもここから登り返しですよっと。


大朝日岳方向、奥に飯豊山が見えました。

いつか縦走してみたい山です!


小朝日岳を下り終わって振り返った写真。

帰りはこれを登るのかぁ、、絶望

地図上では回り道で小朝日岳山頂を回避できるようですが、現在のところ足跡などありませんので行けません。


小朝日を降りて少し進むと清々しい尾根を歩くことができてとても気持ちいいいいいい!!


銀玉水(ぎんぎょくすい)に到着!

ここは給水ポイントです。

地図だと位置が小朝日岳側なので10分くらい探し回りましたが、この様にちゃんと目印がありました笑


よーしようやく給水できるぞー、、ってないじゃん!!

やはり残雪があるため利用できませんでした。

因みに古寺山前の山沢清水も利用不可でした。


12:30 心臓破りの雪渓を登り終え、大朝日岳山頂避難小屋に到着!!

登山口から7時間30分かかりました。


小屋1階はこんな感じ。


トイレもありました。

登山口除くコース上唯一のトイレです。

二階は寝床スペースになっており、既に利用されてる方のシュラフやらバーナーが置いてありました。


時間も押しているのでザックをデポして頂上アタック開始!

山頂と反対方向に7分歩くと金玉水(きんぎょくすい)がありますが、まだ使えないでしょう。

地図に金玉水って書かれてたのでついつい「きんたますい」って読んでいたのですが、私だけでしょうか笑


頂上アタックは手ぶらで問題ないでしょう。

風が強く、山頂まで雪はほぼありませんでした。


13:20 大朝日岳山頂@1870mに到着しました!

相変わらず月山も最高によく見えます!


手前から西朝日岳、寒江山(かこうざん)、二百名山の以東岳


百名山50座登ることができた記念。

3年前は登山が趣味になるとは思ってもなかったのに笑


13:30 下山開始。

どんなに急いでも17時前後になりそうな見通しです。

さらに各給水ポイントが利用できなかったため水不足を起こしてしまいました(超反省)


次第に喉が渇き動くのが辛くなってきてたので、思い切って雪解け水(クラックから流れる水を直に採水)を調達して凌ぎました笑

この時期水場が使えない(調査不足)とはいえ、雪解け水は花粉や塵など入る可能性が高いです。

あたりまえですが最初から沢山水分を持ってこないとだめです。反省。

もちろん、雪から直に採水でない場合は動物のフン等から菌類の感染リスク、金属類の健康被害リスクを伴います。


17:30 ヘトヘトになりながら古寺鉱泉に到着!!

出発から12時間もかかってしまいました。

久しぶりにハードな登山となり、途中水不足等やらかしましたが無事に帰ってくることができよかったです。

今は充実感でいっぱいですが、今回の反省点を次回以降の登山に活かしていきたいと思います。

古寺鉱泉からのコースは水場が豊富なので、たくさん水が欲しい夏場に来たほうがいいと思いました。

雪があると水が豊富なこのコースの良さが少なくなってしまいます。

とはいえ、雪を纏った大朝日岳もどっしりとした山容が素晴らしいので大大大満足でした!

おしまい。

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