光岳(光小屋泊)
- YuKin
- 2017年8月17日
- 読了時間: 4分
2017.08.17 先日の北岳に続き、南アルプスの光岳(てかりだけ@2,591m)から聖岳(ひじりだけ@3013m)へ縦走する計画を立てました。
天気が不安定な中、比較的良い予報だったので期待しながら行って参りました。

そして見事に天気が崩れる(笑)
16日に登山口である易老渡(いろうど)へ向かいましたが、雨が降っていたので翌日へ持ち越すことにしました。

この日は多くの方々が拠点として利用するであろう「道の駅遠山郷のかぐらの湯」で車中泊しました。
温泉はたくさん風呂の種類があって、しかも620円と安く自分史上過去最高の温泉でした。場所はここです(リンク)。
※注:ここから一番近くのコンビニまで片道30~40分かかるほどの山里です。買物は事前に済ますことを推奨します。

今回のルートはこんな感じ。
易老渡登山口までの道は、2015年の崩落の影響で現在北又渡発電所近くの臨時駐車場から徒歩(自転車は可)での利用となり、それ以外手段は夏季限定で特定タクシーの利用となります。距離はなんと約5.5km!!帰りもここを通ります。

5:30 駐車場に到着。
※駐車場は北又渡発電所の付近にあります。地図はこちら(リンク)
※google mapでは正確な時間が出ませんでした。駐車場へはかぐらの湯から30~40分で行けます。
交通機関に関してはこちらから最新情報を入手してください(リンク)

この辺りが崩落現場でしょうか、、兎に角長い道のりです。

6:35 ようやく易老渡登山口に着きました!この橋を渡るとすぐに急登になります。

登山口に看板発見。
なになに~食事は50歳以上かつ3名以下のグループのみ、なるほどー。
そして素泊まりが3000円。これは安い。

序盤はジグザグに急斜面を登ります。これがかなりキツかった。

登山道には①~㉚までの看板が設置されていて、易老岳(いろうだけ)山頂が㉚になります。

特に見どころもない樹林帯の中で一番目立っていたタマゴダケ。
この色でありながら、食用としてもOKらしいです(笑)

急登の中で⑩の面平(めんだいら)は休息できる平坦なポイントです。
既に心が折れそうなくらい疲れましたが、ここでしっかり休憩します。

さらに標高を稼ぎます。
易老岳までの道のりでようやく半分、、

12:00 歩き始めてから6時間30分でようやく、易老岳(いろうだけ@2354m)に到着しました。
もうへろへろ、、ここで大休憩!!

13:20 さらに尾根道を進むと三吉平というポイントに着きます。
ここまでほぼ樹林帯です。
一か所、西方面のビューポイントがありますが、曇りで何も見えず。

13:20 三吉平を過ぎると岩ゾーンが始まります。
ここが最後の辛いポイント。

岩ゾーンを登り終えると水場があります。
その近くでトリカブトが群生していました。

14:30 水場に到着。
ここは枯れることが有るみたいで、枯れてないときはここで給水しないと小屋では水を提供してもらえないそうなので、水が湧いていたらたっぷり補給しましょう。
ここから小屋まではたいしたことない道のりですが7~8分前後はかかりますので。

南アルプスの天然水がドバドバ出ています。
冷たくて超おいしい!

小屋手前の亀甲浄土にある木道。

そこから振り返るとイザルヶ岳が見えます。
ここの山頂は寄り道になりますが360度の展望があります。
往復25分くらいで行けるんですが、この天気なのでスルーしました。

15:15 やっとの思いで光小屋に到着!スタートからなんと9時間45分かかりました(笑)
テント泊の予定でテントを担いできたこともあってめちゃくちゃ疲れたし、素泊まり3000円に惹かれて結局泊まっていくことにしました。
早速荷物をデポして山頂へ行きます。ここから片道15分です。

光岳山頂に到着!!
ここま全く展望なしの樹林帯そのものです笑
展望のある場所もすぐ近くにあるのでここはさっさと通過します。

展望のある場所です。
しかしながら曇っていて全く展望ナシ(笑)です。
悪天候もあってこの先にあるシンボルの光石(テカリイシ)まで行く気力もなく、光小屋へ引き返しました。

こちらが光小屋のメニューです。素泊まり3500円になってました(笑)まあそれでも安いです。
テント場も綺麗に整地されていて、しかも一人400円なので環境は良い印象でした。
2か所あってMAX20~25張りくらいかな。
ただこの時期ハエがブンブン飛んでいるので注意です。

小屋は二階建て。
部屋の仕切りはありません。
雑魚寝スタイルで、マットと枕は貸出してくれます。

ガラガラに空いていたので案外快適に横になることができました。
ただトイレは屋外にありバイオ式なのでなかなか臭いがキツです。
ハエがたくさんいて不快でした(笑)。
(でも最恐の悪臭を放つ瑞牆山の富士見平小屋のトイレには敵わないかな)

自炊は小屋泊なら小屋内でできます。

悪天候の為、残念ながら景色的にはほぼ見どころなく光岳は終わってしまいました。
テント装備という事情もありますが、このルートだと光小屋までの標高差1700m以上あり、かつ9時間前後の時間がかかると思いますので、しっかりとした体力に合わせた計画・準備が必要だと思います。
初心者には全くおすすめできません(笑)
翌日からは百名山聖岳の麓にある聖平小屋まで約13kmの稜線歩きなので早々と休息モードに切り替え明日に備えます。
天気が良くなることを祈りつつ眠りにつきました。聖岳編はまた後日。⇒後半はこちら(リンク)
おしまい。
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