鳳凰三山(テント泊)
- YuKin
- 2017年7月25日
- 読了時間: 4分
2017.07.22~23 4月に撤退して登頂できなかった鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)を攻略する。
4月の記録はこちら(リンク)
コースは青木鉱泉スタート→ドンドコ沢→鳳凰小屋テント泊、2日目地蔵岳→観音岳→薬師岳→中道→青木鉱泉へ戻る予定としました。
小屋までの標高差は約1400mなので結構ハードなコースとなります。

8:30 青木鉱泉の駐車場へ到着。
場所はこちら(リンク)です。
有料750円@1日です。

時間も早くないためか、青木鉱泉に人はほとんどいませんでした。
ここで登山届を提出しましょう。水、トイレ、温泉、自販機有です。
8:40 スタート!!

地図はこんな感じ。
因みに御座石鉱泉からのコースののほうが短時間で小屋まで行けます。
さらに駐車料金はかかりません。
今回は通ったことのない道で行きたいのと、滝があるとのことでドンドコ沢コースを選びました。

大規模な斜面崩壊防止工事が行われてました。
迂回ルートで登山道へIN!

沢沿いの樹林帯を歩いていくと、トラバースが始まります。
落ちると危険なので注意してください。
ストックがあるとバランスが取れて便利です。

久しぶりにクワガタを見た。夏だな

10:50 南精進ヶ滝(みなみしょうじがたき)の分岐に到着。
奥方向は地蔵岳です。
ここで間違えて地蔵岳方向へ進み滝を見逃しました(笑)

1UPキノコ発見。
見るからに危険(笑)

13:20 白糸の滝に到着。
登山道から30秒くらい離れたところで中腹から覗く感じでした。
鳳凰の滝は5分くらい道を外れる必要があったのでスルーしました。

気温は約13℃。
樹林帯は風がないので歩いているとめちゃくちゃ暑いです。

14:10 雨がぱらついてきました。
何回か小さな滝や沢を渡る場面があるので足元注意で進みます。
暑い夏にみずみずしいコースを歩けて良かったです。
ただ長い道のりで出発してから既に5時間半かかっています。

14:20 五色滝に到着。
ここは滝つぼまで降りられるので行ってみることに。

かなりでかい。
滝から来る風と水しぶきが冷たくて涼しくて最高でした!!
公式タイムでここから鳳凰小屋まで1時間です。
まだ一時間もあるのかよ、、(笑)

15:10 只管登り続けると開けたところに到着。
ここまで来たらあと少しです。

クルマユリ。キレイ。

15:40 鳳凰小屋到着。
青木鉱泉から7時間かかりました。
テント泊装備とはいえやや遅いタイムでした。
もうクタクタなので早速テント場代(1000円、トイレ代含む)を払います。
設営している合間に雨が降り出したので急いで設営。
テントの数は多く、ぎゅうぎゅうづめなのでペグ禁止、指定場所に設営する感じでした。

初山パスタ。
手抜きレトルトだけど、いつもより美味しい。
食べた後は力尽きて自分も相方も爆睡しました(笑)

小屋の近くに咲いていたキバナノアツモリソウ。絶滅危惧種らしいです。
鳳凰三山で見られる花情報は鳳凰小屋のサイト(リンク)から見れます。
また上記ブログで色々情報発信されているのでこれから登られる方は参考にされるとよいと思います。

2日目 5:20 地蔵岳に向けて出発。
テントの撤収作業もあるので3時過ぎには起きてました。
写真は観音岳。

樹林帯を抜けて地蔵岳直下の砂ゾーンに到着。

観音岳の背後から富士山がチラリ。
曇ってますが天候は良好、景色も良好!

砂ゾーンを登り切ると甲斐駒ケ岳が見えました。かっこいい!

ザックを置いて地蔵岳を行けるとこまで登って見ます。
右奥に見えるのが北岳。その左が間ノ岳。
8月に登る予定です。

岩の影にタカネビランジ。
南アルプスの特産種らしい。
今回写真の撮れなかったホウホウシャジンという鳳凰三山にしか見られない紫色の貴重な花もあるみたいです。

看板と一緒に地蔵岳をゲット。
オベリスクが雄々しいです。
こいつが鳥のくちばしに似ていることから、鳳凰の山名がついたとか。諸説あり!

地蔵と甲斐駒ケ岳。

尾根道から 観音岳に行きます。
天気が崩れ始めています。

8:40 観音岳@2841mに到着!

観音岳から薬師岳と富士山が見えるこの景色が最高でした!

先ほどの地蔵岳がかなり遠くに感じます!よく歩いたなあ!

雲がもくもく。

観音から薬師への縦走路は所要時間30分と短かったけど、この区間の展望は素晴らしくキレイで最高でした。
ここに来れてようやく7時間かかった登りの苦労も報われました。

9:20 薬師岳に到着。
ここから中道を通って青木鉱泉へ向かいます。
因みに薬師小屋はH29.9末まで老朽化の為改築工事中です。
テント場&水場はないです。

中道はひたすら樹林帯。
展望も全くなく見どころもありません。
小屋のブログでも書かれていますが、こちらは下山専用で利用するとよいでしょう。

鳳凰小屋で購入した登山バッチ。
3種類ありましたがこのタカネビランジ付が気に入ってます。

絶景の縦走路とキレイな花がいっぱいの鳳凰三山。
どのルートも標高差が大きく体力が必要ですが、都内からのアクセスも良く登山に慣れてきた方におススメの山でした。
8月に稜線から見えた標高2位の北岳(写真右)と3位の間ノ岳(写真左?)の縦走も楽しみです。
最後に今回発見した花&キノコたちダイジェスト↓↓




おしまい。
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