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焼岳

  • 執筆者の写真: YuKin
    YuKin
  • 2017年8月5日
  • 読了時間: 4分

2017.08.05 北アルプス唯一の活火山、「焼岳」@2455mを行く。

最高点の南峰は登攀禁止の為、北峰が現在事実上の山頂&最高点(2444m)です。


07:00 今回は新中の湯ルートから山頂を目指し、上高地へと降りるコースで行きます。

帰りは上高地バスターミナルからここまでタクシーで戻ります。

最盛期は中の湯方向に8合目まで車が路駐すると帰りのタクシー運転手さんが言ってたので早めに到着した方が無難です。


概略地図はこんな感じ。

写真右上に記載の通りレベル1で北峰まで登山可能とされています。

活火山の為、登られる際は最新情報を入手してください!


広場」という場所までは樹林帯ゾーンです。

見どころはありません。


8:45 広場に到着しました。

相方の体調が優れないので、ゆったりペースです。


広場からは焼岳南峰が見えました。

辛かった樹林帯が終わり、この景色が目に飛び込んできた瞬間がこの登山で一番印象に残ったかもしれない(笑)


09:10 振り返ると山々と雲。

この辺りで「ホォー!!」という鳴き声が聞こえて一時停止。

段々鳴き声が近づいて緊張が走る、、、もしや、クマか!?


、、、正体はおじさんの声でした。クマを避ける為、叫んでいたらしい。

食べられるのは若者だからね。おじさんは年だから不味いし大丈夫!(笑)

っておっしゃっていました笑

じゃあ食べられないおじさんが紛らわしい声ださなくてええやん、ってツッこみたいのは私だけでしょうか笑

写真はヤマハハコ、キクの仲間らしい。

花が素晴らしい反面、アブやブヨもたくさん飛んでいます。

気になる方は対策をしっかりとした方が無難です。

私は山頂まで永遠と逃げ惑いました(笑)


焼岳北峰と噴火口が見えてきました。

噴火口からガスが絶え間なく噴出しています。


かなり近づいてきました。

この辺りから硫黄の臭いが漂ってきます。

午後から曇りの予報の為か、雲は少しずつ多くなってきているように感じました。


10:00 南峰・北峰分岐に到着しました。

爆裂火口から煙が出ています。


火口隣の窪み地帯に池があるぞ。


噴火口地帯は硫黄臭が強いので早めにクリアします。

僕らはヘルメットを持ってきていましたが、装備はしませんでした。

でも山頂には人がいるので念のため落石に警戒し装着したほうが良いと思われます。


岩石ゾーンが続きますが、そこまで危険ではないです。


岩石ゾーンをクリアすると上高地方面の視界が広がります。


10:25 山頂(北峰)到着!! 僕らは登山口から3時間25分でした。

山頂は結構広くて、常に20~30人くらい人がいました。


北峰から見た南峰とさきほどの池。


登ってきた方向には写真スポットになっていた岩があります。


岩の上から下界を覗く私。

雲が出てきて視界は良くないです。

ここで痛恨のミスに気づきました。

ガス欠で湯が沸かせず昼食のカップ麺が作れなかった(笑)

食料が足りなくなる前に、さくっと下山します。


計画通り、下山は上高地側のルートを降りて行きます。

稜線上を歩くルートで素敵な登山道です。


振り返って上高地側から見た焼岳。

流石活火山、荒々しいぜ!


上高地方面に帝国ホテル(赤い屋根)が見えます。

宿泊料は数万~数十万とか。

帰りのタクシーの際に運転手さんが教えてくれました。

更に奥の上高地バスターミナルまで下山するのでまだまだ距離があります。


ノアザミが咲きまくりでした。

こちらもキクの仲間らしい。


12:20 焼岳小屋に到着。


バッチは3種類ありあました。

バッチハンターの私は早速物色し、真ん中のピンバッチをゲット。

みなさんはどれがお好みですか!


とまじゅう。

健康的でいいな。

買わなかったけど。


小屋の全景はこんな感じです。

ここまで中国系や欧州系の人にもすれ違い、みんな小屋や広場で思い思いに楽しんでいます。

外国人の方々も訪れるのは上高地の知名度ならではでしょうか。

因みに小屋は売店、トイレ(有料)、水(飲料可能か不明)有りです。

また西穂高方向への分岐でもあります。


12:40 小屋を出発。

13:00 上高地側からのルートで唯一の難関がこの梯子の箇所。


全景だと分かりやすいのでもう一枚。

この梯子をクリアできる人であれば他の梯子ポイント(もう3~4か所あります)も問題なくクリアできると思います。


14:10 林道に到着。

梯子ゾーンから一時間10分、ずっと蒸し暑い樹林帯でした。


上高地温泉ホテルからの明神岳

ここまで来たらゆったり上高地バスターミナルまで歩きます。


梓川(あずさがわ)と霞沢岳(かすみざわだけ)。


ヤマホタルブクロが林道脇に咲いています。

冬は強烈に寒いだろうけど、上高地のような大自然に住んでみたいなぁ。


最後に河童橋からお馴染みの風景。

今回午後は曇りの予報であったので、ピストンで早めに帰り悪天候を避けるか、上高地経由で帰るか迷いました。

なんとか天気も崩れなかったので上高地ルートを選んで大正解でした。

上高地から中の湯(焼岳登山口)までのタクシー料金は約4,000円です。

中の湯バス停は登山口から一時間下ったところにある(場所はここので帰りにそれを登って駐車場まで戻るのは非常にしんどいです。

ご自身の体力やコースタイム等相談して余裕を持った計画をして楽しんでください。

おしまい。

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