白馬岳(白馬尻小屋テント泊)
- YuKin
- 2017年7月16日
- 読了時間: 4分
2017.07.15~16 憧れの日本百名山、白馬岳(しろうまだけ@2932m)を行く。

ルートは猿倉~白馬頂上山荘(テント泊)~白馬鑓温泉(はくばやりおんせん)~猿倉の予定が、出発時刻も遅く、また鑓温泉も開業してなかった&雪道が危険とのことで急遽白馬尻小屋(テント泊)、翌日ピストンとなりました。

11:45 登山開始。
といっても最初はほとんど砂利道を歩きます。

登山道に入ると所々橋があります。
水が豊富でした。

12:50 あっさりと白馬尻小屋に到着。
猿倉が標高1,230m、ここが1,560mなので僅か330m登ってこの日は行動終了(笑)

有名な大雪渓が見えます。
山の上のほうは曇っています。

注意書きいっぱいの看板と山道情報を書いてくれています。
要約すると自己責任、15時までの行動、落石注意、アイゼン必須とのことです。
僕らは12本爪アイゼンとストックを持っていきました。
ピッケルは持っていきませんでした。
因みに小屋で4本爪アイゼンを1000円で販売していました。

早速テントの受付(有料)を済まし、まっ平らな一等地に建てます。
山小屋の人に聞いたらコンクリの上もテントを立ててよいとのことでした。

翌朝4:00 早起きして早速出発の準備をします。
この日にピストン&埼玉に帰らなければならないので早めに行動します。

4:30出発 早速キヌガサソウの群落が近くで見れました。
日本固有種とのことです。

アイゼンを着けて大雪渓にIN!!
うっすら赤い線があるのでそれに沿って進みます。

落石の数は半端じゃない量でした。
落石が転がってきたら「ラーク!」って叫んで知らせるそうです。
間違えてもファー!!って叫ばないように。
落石は登っている片道だけで5~6回以上目撃し、実際「ラあああああークっ」て叫ぶ展開もありました。
視界に入らなくてもゴロゴロと絶えず落石音が聞こえてくるので結構恐怖です。

雪渓の上は涼しく?5℃でした。

クラック。
落ちるな危険。
細心の注意で行きましょう。
こんなところ落ちたらシャレにならない!

7:00 雪渓も終わり岩場に着きました。
シナノキンバイかミヤマキンバイかわかりませんが群落を発見。
詳しくないので見分けがつかない、、!!

岩場に上がって少ししたら雨が降ってきました。
すれ違ったおじさん曰く「上は暴風で、朝から登ってた方は引き返してる」とのこと。
なにぃ~!
まだ弱い雨なのでレインウェアを着てもう少し進むことにしました。

杓子岳の一部かな?全体が見えん!

避難小屋に到着。
写真を撮ってなかったのですが、避難小屋の手前に雪渓を横切るポイントがあり、そこで同月14日滑落事故があったそうです。
必ず事前に登山道の情報を入手し必要に応じてアイゼン等準備をして楽しんでください。

9:00 標高2553m地点に到達。
ここまで来たら頂上山荘まであと少しです。

ウルップソウを発見。
面白い形をしています。
日本では北海道、雪倉岳、白馬岳、八ヶ岳の硫黄岳限定らしい。

なんだこれは、調べるとミヤマオダマキというらしい。
県によっては絶滅危惧種指定。

9:40 白馬頂上山荘に到着。
天気が悪すぎて何も見えない(笑)

小屋の中は数人しかいなくて快適でした。
ストーブもついていて、売店や軽食もありです。
バーゲンダッツや自動販売機もありました(笑)
売店はバッチやバンダナ(オコジョ柄等)、手ぬぐいなど販売してました。

カレーライスを注文。
コーヒーのシロップをかけてオサレにする相方。

私は牛丼を頼みました。旨い!

担いできたコーラ。
地上で飲むより100倍おいしい!!

散々休憩した後に白馬山荘に進みます。
頂上山荘と違ってテント場はないですが、日本一大きい山荘だそうです。
視界不良で全く全貌が見えませんでした。残念。
天気が良ければ頂上山荘も見れます。

ここでも違った種類のバッチを販売しています。
バッチだけでなくTシャツ、マグ、手ぬぐい、バンダナetc。
頂上山荘よりも品ぞろえが多いです。

食堂もあり、おススメのケーキを注文しました。
さっき食べたばかりなのに、、、
天候が悪いのでもはや食べることしか楽しみがありませんから!
個人的にはブルーベリーのケーキが美味しく、2個食べきりました。
そしてこのあと食堂で爆睡してしまいました、、、

山頂へ行こうか悩みましたが、あと少しの距離であることも分かっていたので重い腰を上げて踏ん張ります。
13:55 山頂を目指し再スタートします。
風がものすごい勢いでレインコートがバタバタ煩いです。

14:05 暴風雨の中山頂に到着しました。
立っているとバランスが崩れるくらい風が強く、写真を数枚撮ったら逃げるように山荘のほうへ下山しました(笑)
すれ違ったのは1グループだけでした。

帰りはどこの山荘も寄らずにまっすぐ降りてきました。
雪渓でも雨が降り終始天気が悪かったです。
ず~っと楽しみにしていた白馬岳の期待の高さ故に、今回の登山は残念な天気にりましたが、花はやはり豊富でなかなか進めないくらい満足でした。
更に頂上山荘から白馬山荘へ移動の最中、霧の中雷鳥が登山道を横切っているのも見れました。ラッキーでした。
近いうちにまた別ルートも考えながら再チャレンジしたいと思います。
おしまい。
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